レバレッジに対する規制や投資ファンドに対する監督も強化

NHK特集

第2回を見た方も多いかと思います。
2008年度700兆ドル(7京)の投機資金の取引が行われたとの事。
レバレッジが利いたにしても想像できない金額でしたね。 そこで思ったのですがサブプライムに絡むCDOやCDS又はデリバティブを含む金融機関の債権の評価損がなぜこんなに少ないのかという事です。

 


ストレステストの評価とIMFの試算との乖離も3倍近くあり、どちらかと言えばIMFでも甘い試算とされています。

 


このような状況下でみずほなんかは倒産してもおかしくない財務なのにそこそこの株価です。

 

 

レバレッジに対する規制や投資ファンドに対する監督も強化されるでしょうから、過剰流動性はかなり抑えられていると思います。
しかし、日本の低金利キャリートレードを誘発したという相場暴落の大きな元凶になってますから米国だけ批判は出来ないでしょうね。

さて、相場ですが確かに証券会社の自己売買部門の吊り上げは行われたのは間違いないでしょうね。

 


相場が動かない事には商売になりませんから…特に、一般顧客は証券会社を信用しなくなってますから販売するものも無いので自己売買で収益を上げるのが至上命題になってます。
彼らには個人投資家の手口が全てガラス張りですから踏み上げ相場を作るのは簡単です。

 


また、デイトレードが殆どなので大きなレバレッジ(無限に近い取引)をかけますから、資金力には関係なくある程度までは操作できます。詰まり、出来レースの中で一般投資家は泳がされてるわけですね。

 

 

勿論、国策も証券業界や経済連の圧力で動いたわけですから、インサイダー的に利用されましたね。

いま、大衆心理は上昇トレンドでしょうが実態経済とかけ離れすぎているのは明らかでしょうね。

 


PBRやPERなどの財務指標は会計の仕方で変わりますから一概にあてにはなりません。
赤字が続き、償却や含み損が増えればPBRなんかはあっというまに1倍を超えてしまいます。

 

 

理論上は8000円をわっても

おかしくないのは事実でしょうが相場操縦で割った時には買い上げるでしょうね。
また、10000円は抜けてくるでしょうが、そこから上は買う理由が無いですから年末まで11000円が限界だと思いますね。

3番で上下に15%くらいは動くでしょうが概ね8000円~9500円のボックスレンジに留まる様な気がします。